石巻市にドーム型眼科診療所を寄贈

7月4日 清水会長が亀山市長に目録贈呈
 一泉同窓会の東日本大震災被災地医療施設支援プロジェクトチームが石川県内企業の支援を受け、宮城県石巻市で建設したドーム型診療所の贈呈式が7月4日、現地で行われ、清水義博会長(泉丘22期)が亀山紘石巻市長に寄贈目録を手渡した=写真@=。


 金沢工大(泉屋利郎理事長・同14期)と共同開発しているジャパンドームハウス(加賀市)が無償提供した特殊発泡ポリスチレン製の2棟のドームハウスは、石巻私立病院の眼科診療室と患者待合室に利用され=写真A=、15日から診察が開始される。
 贈呈式は同市立病院が現在、仮診療所としている市内の高台にある建物の駐車場で行われた。亀山市長は「医療施設が不足しているこの時、ユニークな施設を提供していただきありがたい。ドームハウスを仮設住宅に住む被災者用浴場に利用できないか検討したい」と話し、伊勢秀雄院長もお礼の言葉を述べた。式には同プロジェクト・リーダーの堀誠(同26期)とメンバーの池田真一(同)、寺崎悠真(同49期)の3氏も出席した。
 震災被害の支援を同窓会が主体となって行っていることが珍しく、多くの報道機関から取材、インタビューを受けた清水会長は「一中、泉丘の個性を尊重する教育は、金沢という郷土が持つ地域力と共に、大切にしなければならない得がたいものであることを再認識させられた」と話し、義援金に対する同窓会員のさらなる協力を呼びかけている。
第2回目の寄付金15万円を寄贈
一泉同窓会は7月6日、被災地医療施設支援プロジェクトに対して第2回目の寄付金15万円を寄贈(合計65万円)した。
 6月21日以降に寄せられた義援金は次の通り(7月6日現在)。
 ◇泉丘11期会(3万円)◇7月5日までの事務局内義援金箱(17件1万4千円)
 ◆義援金合計 69万6955円