台湾・建國高級中が泉丘高を初訪問    4月23日 八田技師の縁で親睦を深める

 台湾・台北市の建國高級中学校の生徒らが4月23日、泉丘高校を訪れて授業体験や交流会で親睦を深めた。泉丘は3年前から、先輩の八田與一技師(一中11期)が建設した烏山頭ダム見学を柱とする台湾への修学旅行を行っており、技師の長男が建國校の前身の旧制台北一中に通っていた縁で同校を訪れていた。建國校は初の金沢訪問で、両校の教員や生徒らは「これを機にさらに交流を深めたい」と固い握手を交わした。


 台湾一の進学校・建國校は以前から日本訪問を行っており、今回は日本語を勉強している1〜3年生80人が21日に来日、22日に金沢入りした。23日は午前9時過ぎ2台のバスで泉丘高校に到着、アーチ下では泉丘の合唱部が建國校の校歌を歌って出迎えた。啓泉講堂で歓迎会が行われ、新屋長二郎校長と陳偉泓(チェンウェイホン)校長が互いに歓迎の言葉を述べて記念品を交換、建國校の紹介ビデオや生徒による歌とダンスのパホーマンスが披露された=写真@=。続く交流会では生徒会長の桐谷武明君(2年)が「10月の訪問前に会えてうれしい」とあいさつ、生徒たちは一対一で会話を楽しみ、お土産を交換する姿も見られた。これに先立ちホームルームや授業にも参加した=写真A=。
 建國校の一行は午後から県立伝統産業工芸館や兼六園を見学、同日中に福井県に移動し、26日に帰国した。