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八田先輩の偉大さを再確認      ・同窓会が11月15日から3泊4日の台湾旅行

 一泉創立120周年記念行事の最後を飾る「八田與一大先輩の偉業を訪ねる台湾4日間の旅」は11月15日に小松空港を出発、18日帰国の日程で行われた。参加した一泉同窓生やその家族ら62人は連日の好天に恵まれて楽しい旅を続け、スケールの大きな烏山頭ダムを目の当たりにして八田先輩の偉大さを再確認した。
 第1日目の15日は出国前の小松空港で結団式を行い、清水義博一泉同窓会会長が「八田先輩が台湾でどのような仕事をし、どのように慕われているか、しっかり学んできましょう」と呼びかけた。一方、一足先に台北入りした羽田と関空発組の8人は郊外の九份などを見物した。
 2日目の16日は桃園駅から新幹線で嘉義駅へ向かい、社内で台北駅から乗車の羽田、関空組と合流した。八田技師がダムと同時に建設した嘉南大圳(水利施設群)によって肥沃な農地に生まれ変わった嘉南平野を、現地バスガイドの説明を聞きながら横切って到着した烏山頭ダムの広さに一行は圧倒された。ダムサイトの八田夫妻の墓と記念像に清水会長と蚊谷八郎前会長(同14期)が献花、記念館や記念公園に復元された宿舎など時間をかけて見学した。
 午後は台南市内観光を行ったが、清水会長、林隆信副会長(同22期)、中山一郎事務局長(同10期)、英語が堪能な竹澤敦子さん(同29期)の4人は一行と別れて頼清徳台南市長を表敬訪問した。残念ながら頼市長は急な公務で会えず、代わって顔純左副市長が最近完成した日本家屋風の国際交流施設に清水会長らを招いた。清水会長は山野之義金沢市長(同32期)が頼市長にあてた親書を渡した。
 親書には両市の一層の友好促進への願いがしたためられている。米穀商を営んでいた頼市長の父が八田さんのお陰で米が沢山採れるようになって儲かったらしいよ―とのエピソードを顔副市長が披露され、和やかな会見となった。台南市のホテルでは改めて小松、羽田、関空組の合同懇親会が開かれた。宴会場に泉丘の校旗を飾り、自己紹介や高校時代の思い出話などでにぎやかに過し、最後に校歌を斉唱した。
 3日目の17日は再び新幹線で台北市へ移動、故宮博物院や忠烈祠での衛兵交代、市内観光と免税店での買い物を楽しんだ。さらに夕食後は士林夜市散策と台湾最後の夜を満喫した。最終日の18日は中正記念堂など台北市内観光を継続、母校と交流している台湾一の進学校・建国高級中学校もバスの車窓から見学した。
 烏山頭ダムサイトでの郷土料理、小籠包などの飲茶料理、マンゴウやバナナなど美味しい果物、数々の思い出と新たな出会いを胸いっぱいに詰め込んで同日よるには全員無事に小松などへ戻った。
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