建國中の理数科生ら33人が5回目の来校で交流

平成31年4月22日

台北市立建國高級中学校の林信安理数科主任と同科生徒ら33人が4月22日、泉丘高校を訪れて、英語による研究発表を通じて親睦を深め合った。両校の交流は平成21年秋に泉丘が修学旅行で訪台した際に建國中を訪れたのが始まりで、今年は10年目。建國中の泉丘への来校は同25年からで今回で5回目。この間、27年4月には泉丘で姉妹校協定の調印が行われた。

この日の午前、バスで到着した建國中の一行を迎えて2階大会議室で歓迎会が開かれた。まず宮本雅春校長が歓迎のあいさつの中で両校の交流が10年目に入ったことに触れ「生徒たちは国内では得られない体験を学んでおり、感謝に堪えない」と述べ、林主任も「友情の深まりの中での勉学は素晴らしい」と返礼、贈り物を交換した。両校の生徒代表もスピーチ、記念写真を撮って歓迎会を終えた=写真=。

泉丘の食堂での昼食後は「しいの木迎賓館」の文化交流館へ移動、泉丘のSSH2、3年生80人も加わり、研究発表会を行った。泉丘生は蚕の糸の強度を調べた結果や、津波の勢いを軽減する防波堤の開発などを発表した。建國中生はトマトのリコピンを効率よく摂取するための保存法や調理法を紹介した。

終了後、建國中生らは次の宿泊地の福井へ向い、泉丘生らは秋の再会を約束して見送った。