泉丘校と台北・建國高級中が姉妹校に

4月22日、八田技師を縁に調印式
 母校・泉丘高校と台北市の建國高級中学校の姉妹校協定調印式が4月22日、泉丘高で行われ、両校は相互訪問を通じて教育・文化・スポーツ・科学・社会分野などで交流を一層発展させることになった。
 校長室での調印式で新屋長二郎校長が「両校の交流と友情が深まることを期待する」とあいさつ、建國高級中の陳偉泓校長が「協定は歴史的なこと。永く交流が続くことを願っている」と応じた。
 両校交流の橋渡しをしたのは、昨年12月に亡くなった「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」前世話人代表の中川外司さん(泉丘8期)。中川さんは平成22年、泉丘高が台湾への修学旅行を実施したのを機に、台湾の水利事業に貢献した八田與市技師の母校・金沢一中(現泉丘高)と八田技師の長男の母校・台北一中(現建國高級中)の交流を呼びかけ、その実現に尽力した。式には八田技師の兄の孫八田守さん(66)と中川さんの妻喜子さん(74)も同席した。
 この日、建國高級中は3回目の泉丘高訪問で、日本語を学ぶ1〜3年生ら80人が啓泉講堂でこの秋に訪台する泉丘高の2年生との交流会に臨んでお土産を交換したり、授業や部活も見学した。