姉妹校の建國中が2年ぶりに来校・交流

 母校・泉丘高校と姉妹校の台湾・台北市の建國高級中学校の1、2年生34人と引率教諭ら3人が4月16日、2年ぶりに泉丘高校を訪れて今秋訪台する2年生と交流した。
 正午前に到着した建國中の一行は、大会議室での生徒会主催の歓迎会に臨んだ。荒木田真衣生徒会長が英語で「皆さんと交流し、新しいものの見方を吸収できるのを楽しみにしています」とあいさつ、建國中の何震瑋君も「日本のことや日本の高校生のことを学んで帰りたい」と英語であいさつした。
 この後、両校の生徒たちは食堂で和やかに会食、午後は6班に分かれて授業見学やクラス単位の自由交流でけん玉やマスゲームなどに興じた=写真中=。
 泉丘高と建國中の交流は8年前の平成22年に始まった。泉丘高が修学旅行で初訪台した際、泉丘8期の故中川外司さん(八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会元世話人代表)が、台湾の水利事業に貢献した八田與一技師の母校・金沢一中(現泉丘高)と八田技師の長男の母校・台北一中(現建國中)の交流を提案、その実現に尽力した。春には建國中が泉丘を、秋には泉丘が建國中をと相互交流を重ねる両校は、27年春に泉丘高で姉妹校協定に調印、教育・文化・スポーツ・科学・社会の分野で互いの発展を目指すことになった。
 今秋の修学旅行で再会を約束した建國中の生徒たちは、泉丘高のアーチ下で恒例の記念写真に収まり=写真下=、この日のホームステイ地・福井県の漁村に向かった。この後、京都、大阪を見学して帰国した。