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烏山頭ダム着工100周年記念式典が台湾と金沢で開催

令和3年5月8日

金沢一中11期の大先輩・八田與一技師が台湾で建設した烏山頭ダムの着工100年を記念する式典が八田技師の命日の5月8日、ダムサイトの八田與一記念公園と金沢市の北國新聞赤羽ホールをオンラインで結んで開催され、出席者は八田技師の功績を称えた。台湾会場には蔡英文総統、金沢には山野之義市長(泉丘32期)が出席、両氏は金沢と台湾の友好を確認、さらなる交流を誓い合った。

八田技師が手掛けた烏山頭ダムは1920年(大正9年)に着工、10年かけて完成した。ダム湖面積6000f、給排水路の総延長1万6000㌖で洪水と干ばつに苦しんだ不毛の地を台湾一の穀倉地帯に替え、技師は今日なお「水利の父」として台湾国民から尊敬され、慕われている。

泉丘生は八田大先輩の偉業に理解を深めるため2010年(平成22年)から実施した台湾への修学旅行(2年生の10月)で烏山ダムを訪れ、ダムサイトにある技師の墓と銅像への献花を続けている=写真=。しかし、昨年は新型コロナウイルスの感染防止のため修学旅行は中止された。なお、一泉同窓会でも2013年(平成25年)11月に創立120周年記念事業の一つとして訪台、62人が烏山頭ダムを訪れて八田先輩の偉大さを再確認した。

(八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会会員・喜多浩一=泉丘41期・記)
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