着任のごあいさつ

金沢泉丘高校長 中村義治

本年4月に金沢泉丘高校第27代校長に着任しました中村義治と申します。私自身も第33期の同窓生で、母校で校長を務めることができることを光栄に感じております。どうぞよろしくお願いいたします。

同窓会の皆様には、日頃より多大なご協力をいただいており、衷心より感謝申し上げます。特に本校の2本柱であるSSH(スーパーサイエンスハイスクール)及びSGH(スーパーグローバルハイスクール)事業には、基金よりご援助いただいており、ありがとうございます。

学校の近況につきましては、コロナウイルス感染防止を図りながら、制限された中での学校運営となっています。例えば、
 ・修学旅行、SSH、SGHの海外研修は、研修先を国内に変更
 ・海外との交流はオンライン
 ・マスク、身体的な距離の確保、飛沫を飛ばさないような配慮
など、合唱、顔をつきあわせての実験、ディスカッションが行いにくくなっています。このような状況ではありますが、それでも生徒たちはとても前向きに学校生活に取り組んでくれています。ワクチン接種が進み、早く制限のない学校生活に戻れることを切望しています。

この春の進学実績は、例年並みと捉えています。数字的には、少なく出ていますが、今春の入試から新しく「大学入学共通テスト」が実施されており、前年の3年生は警戒して浪人を避けた生徒が多かったからで、現役生は例年と同程度の成果であったと考えております。

部活動も相変わらず盛んで、校長室には登山部男子(R3県高校総体優勝)と弓道部男子(R3春季大会団体優勝)の優勝旗が2本あります。2年ぶりの開催となった今年度の県高校総体・総文でも、登山部とかるた部の優勝をはじめ、団体個人で多くの入賞がありました。

これらの輝かしい成果も、多くの諸先輩方が築いて来られた伝統が、しっかりと今も息づいており、現役の生徒たちに「泉丘生はこうあるべきだと」という不思議な力となって働いているからだと感じています。

今後も、歴史と伝統に培われた素晴らしい教育環境の中で、国際舞台で活躍する人材及び先端的な科学技術系人材を育てるとともに、次代を担う心身ともに健全で品位と良識あふれるグローバルリーダーの育成に取り組んでいく所存です。同窓生の皆さまには今後とも変わらぬご支援をいただければ幸いです。