一 明月かすむ青春の 桜が森に夢結ぶ 一千有余の益良雄に 韶韻の鐘響くなり 二 春は紫あけぼのや 大和武夫が表徴の 霊華の花を身につけて 義侠の姿凛然と 三 世界は乱離焦熱の 荒ぶ流れに亡ぶ時 情けの舟に櫂取りて 溺るる人を救ふべし
四 若しも害なす敵あらば 鹿児島壮士の古事や 水も滴るる宝刀に 死山血河を築くべし 五 今や桜男時は来ぬ 「正義」の旗をなびかせて 天が下国永久の 光る平和を立てよかし