金沢一中創立115周年、新生泉丘創立60周年記念の平成20年度一泉同窓会総会・懇親会は10月15日(水)、金沢駅前に新しくオープンしたホテル金沢で開かれた。出席者は約850人で、県内で一番広い同ホテル2階のダイヤモンドルームも超満員。役員改選では蚊谷八郎会長(泉丘14期)ら12人の全役員が再選された。3期目となるこれからの2年間に、5年後の創立120周年に向けての人事や記念事業の足固めを行うことになった。
総会に先立ち母校生の部活動発表が行われ、合唱部が「江戸の子守歌」など4曲を披露した。続く総会では蚊谷会長が過去最高の参加者を集めた主幹事期の泉丘27期に感謝を述べると共に、「この勢いで母校をバックアップし、一泉同窓生の絆をさらに強めていこう」とあいさつした。中山一郎事務局長(同10期)の前年度決算、今年度予算の特徴説明の後、山下一夫校長(同19期)が母校の現況を報告、「後輩たちは一中魂を受け継ぎ、文武両道に励んでいるが、合宿施設を兼ねた同窓会館が望まれている。120周年の記念事業として実現できないものか」と訴えた。
懇親会の司会は27期の立田哲義君と小島晶子さんに代わり、同窓生ゆかりの加賀5銘酒の鏡割り=写真=と川北篤元会長(一中55期)の乾杯の音頭で酒宴が始まった。懐かしい友人、先輩、後輩との歓談の合間に、27期の松本友信君がリーダーのジャズバンド・ミリオンカントリーボーイズの生演奏と同期女性陣のダンスが披露され、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。
全員が肩を組み合っての一中、泉丘校歌合唱では盛り上がりが最高潮に達した。27期の南芳則実行委員長から28期の上田幸世次期実行委員長に幹事引継ぎが行われ、最後に泉屋利郎副会長(同14期)の万歳三唱=写真=で名残を惜しんでの閉会となった。