泉丘13期の2年7組で作っている「セブン会」の集いが4月12日、湯涌温泉の「かなや」一泊で開かれた。3年ぶりの開催で県内外から男性24人、女性8人の32人が出席、久しぶりの逢う瀬を楽しんだ=写真=。
当日は晴天に恵まれて暑いくらい。山里の田園風景と桜の下を通り抜けて宿に着いた。懐かしいどの顔も前回より若返ったみたい。宴会に先駆けてクラスメイトの池田清司さん(池田クリニック院長)が「認知症を防止するこれからの生き方」と題して話され、たくさんの資料も準備して下さった。老後を生き生きと過ごしたいのはみんな同じ。真剣に聞き入り、質問も多く出て充実した時間となった。
講演会の後、記念写真を撮り能村明文会長があいさつ、亡き級友に黙祷を捧げた。続いて大阪から来てくれた宮本春江さんが乾杯の音頭を取り、酒宴に入った。前回のセブン会のとき、能登半島地震で被災した藤田栄子さんも元気な姿を見せ、あの時みんながお見舞いに来てくれたことほど嬉しかったことはなかったと涙ながらにお礼を述べられ、胸が詰まった。
沢山の料理と美味しいお酒、今村邦明さんのサックス演奏、大きなスクリーンに高校時代の写真が映し出されるなど演出満点で会はいやが上にも盛り上がり、校歌を大合唱した。
翌日は桜満開の兼六園を散策、旧制金沢一中跡地の中村記念美術館によって庭を眺めながら一服のお茶を楽しみ、昼には能村会長の計らいでこれまた美味しいお寿司を食べて至福の時を過ごし、一層絆が強まったセブン会になったようで、すがすがしい気分で散会した。
(戸澤治子・記)