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一泉櫻美会が33回目の小品展  ・6月5日〜10日

 33回目の一泉櫻美会小品展が6月5日から10日まで、金沢市泉野出町4丁目のグリーンアーツギャラリーで開かれた。同ギャラリーは母校に近く、駐車スペースも多いので多くの同窓生や市民が鑑賞に訪れた=写真=。今回は40人の会員が絵や書、写真など43点を出品した。
 小品展は身近な日常生活を題材にした作品が多いのが特徴だが、薄波靖子さん(院展会員・泉丘6期)の日本画「モロッコの少女」や栄田満さん(同5期)の油絵「シバムの鳥」、改田勉さん(同6期)の油絵「カーニュの丘の径」など海外スケッチの力作も見られた。また、70歳から絵筆を執った村田尚一さん(一中39期、94歳)は油絵「花」、大樋勘兵衛さん(同52期)は黒大樋焼「抹茶盌」、氷田清風さん(旧教職員、87歳)は書「一茶の句」を出品して健在振りを示していた。
 一泉櫻美会は一中・泉丘在学中の美術部員や書道部員が中心になってスタートしたが、今では趣味で習い覚えた刻字や組紐などいろいろな分野の同窓生が加わっている。同会は9月8日から13日まで金沢21世紀美術館で37回目の美術展を開くが、新しい会員と多くの作品を募集している。入会希望者は藤井肇代表幹事(泉丘4期)に連絡(電話076−241-3641番)すればよい。

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