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高校相撲最多出場称え祝賀会     ・平成28年5月21日

 第100回記念高校相撲金沢大会の開催を翌日に控えた5月21日夜、一泉同窓会と一泉相撲部OB会は最多出場を誇る母校・金沢一中と泉丘高校の栄誉を称え、金沢都ホテルで記念祝賀会を開いた。当初この祝賀会は大正4年の第1回から連続100回の出場を祝うものだったが、19日に主催者の新聞報道で昭和8年と9年の2回、欠場していることが分かった。それでも当日出席した大会出場者や学校関係者ら130人は声高らかに校歌を歌い、今後も母校の出場を支援し文武両道の伝統を繋いでゆくことを誓い合うなど、おかげで母校との一体感をより強める結果となった=写真=。
 酒宴に先駆けて記念DVD「百年の絆を未来へ〜一泉相撲の歴史」ダイジェスト版が放映され、あいさつに立った田中史朗実行委員長(泉丘11期)は大勢の出席者を迎えたことに感謝を述べ、清水義博一泉同窓会会長(22期)は「昭和8年の欠場は校長の施策に反対する一中生の抗議がストライキにまで発展、その影響らしいが、真の連続100回出場まであと20年、新たな目標が出来た。頑張ろう」と力強く呼びかけた。
 元応援団長の井波豊英さん(11期)の発声で乾杯、車多壽郎実行副委員長から激励費として10万円を贈られた宮ア栄治校長は「私の目の黒いうちは連続出場させます」と宣言、大きな拍手に包まれた。大会に出た最長老の石ア晧三さん(一中45期、95歳)や高校時代に応援の感激を投書、新聞に大きく取り上げられた小林弘子さん(泉丘12期)らが次々と登壇して思い出話を披露、会場は大いに盛り上がった。
 同窓会の蚊谷八郎前会長が中締めし、昭和38年の第47回大会で個人優勝した能上宏実行副委員長が「この会を通じて実感した絆がもっと強まることを期待したい」と結んで閉会した。

100回記念、OBも一緒に母校・泉丘を応援・22日の卯辰山相撲場
 また、大会当日の22日は一泉同窓会の会員約60人が早朝から卯辰山相撲場に駆け付け、母校の1年生400人と一つになって熱い応援を繰り広げた。元応援団長の広瀬靖久さん(16期)は高校時代そのままの羽織袴姿で登場、団員の山本武生さん(同)は自作の被り物で泉丘のまといを打ち振り、「フレーフレー泉」と見事なリーダーぶりを披露した=写真=。

 今年の母校の出場選手は中村慶太君、浦田晃佑君、船登太陽君、西尾伊織君の1年生4人で臨席の秋篠宮さまが見つめる予選の最初に尾道高校に2−1、2回戦は小松工業に3−0、3回戦は弘前実業に3−0で敗れた。戦いを終えた選手たちは同窓会員の前に整列、「相撲に勝てなかったが伝統を守れて満足です」と頭を下げ、大きな拍手が送られた。

母校・泉丘、最多出場で盾受賞・21日の選手交歓会
 大会前日の21日午後、主催者の北國新聞社赤羽ホールで出場74校相撲選手交歓会が行われた。席上、母校・泉丘は98回の最多出場校として表彰され、代表の浦田晃佑選手に記念の盾が贈られた。盾は高さ54センチ、幅44センチの立派なもの=写真=で、出場4選手に伝統の重みを伝えた。

なお、大将の船登太陽選手は正式に相撲部員を名乗り、87、88、89回大会に出場した宮島大輔選手(58期)以来途絶えていた母校の相撲部員が11年ぶりに復活、誕生した。
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