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一中44期が和倉温泉で同窓会 ・平成19年5月24日(木)〜25日(金)

 昭和12年、本多町旧校舎の最後の卒業生である一中44期「四四桜会」が、平成19年5月24〜25日、和倉温泉の加賀屋で同窓会を開いた。卒業70周年を記念し、米寿の年を迎えた祝いの同窓会である。
 初夏の晴天に対岸に浮かぶ能登島を遠望できる一室に集まったのは、東京の吉野秀一郎君と細田晴行君夫妻、大阪の橋口八郎君、金沢の高橋健一君、上木庄衛君、北永仙二君に寺田孝一の会員7人と夫人2人の計9人。久しぶりの顔合わせに肩をたたきあい、級友の回顧談に熱が入った。
 懇親会に移るや世話人の寺田から同窓生の現状や一昨年、東京四四桜会が同期生の卒業後の人生行路をまとめた「その頃、私は……」の発行に対し感謝のことばが述べられ、乾杯に移った。白髪の高齢に達した面々だがまだ桜章健児の意気失せず、酒杯を傾けながらの高笑い、加賀屋の芸人・五郎さんのギターに合わせた流行歌や校歌の合唱に青春時代に返ったような雰囲気の中に終了した。
 翌日は能登島の水族館を観覧し、七尾でJRに乗車、またの四四桜会開催提案にもかかわらず一同無言、お互いの健康を祈りつつ金沢駅頭で解散した。
(寺田孝一・記)
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