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38回目の一泉櫻美会美術展    ・平成22年7月6日から6日間

 第38回一泉櫻美会美術展が7月6日から11日まで金沢21世紀美術館で開かれ、一泉同窓生や多くの美術愛好者が鑑賞に訪れた=写真=。今回は金沢一中・泉丘高校OBの会員49人の作品62点と現役生22人の作品22点が展示された。特に現役生は昨年より13人も多い出品で注目を浴びた。
 最高齢の村田尚一さん(一中39期)はギリシャ・イドラの港を描いた油絵、陶芸の大樋勘兵衛さん(同52期)は大樋茶盌、院展会員の薄波靖子さん(泉丘6期)はいつもシルクロードの人々を描いているが、今回の日本画「帽子の婦人」は珍しく日本人をモデルに仕上げたもの。漢詩の掛け軸「中秋侍公讌有感」を出品した山川孝さん(一中49期)は、今年も出展者全員の名前と作品の名札を書き上げて元気なところを見せた。
 他にも水墨画、パステル、写真、パンフラワー、刻字、紙漆工芸、アクリル、つぎはぎ細工、工芸、ちぎり絵と多岐にわたる作品は、鑑賞者の目を十分に楽しませた。

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