「心身一如」の実践に力注ぐ
金沢泉丘高校長 村澤 勉
始めに、この度の東日本大震災により、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々や避難生活を余儀なくされた方々に、心からお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
さて、この4月から母校で勤務することになり、嬉しく思うと同時にその責任の重さを痛感しております。私は本校23期の卒業生でありますが、奇しくも平成23年度本校23代目の校長ということになりました。今後とも同窓生の皆様方からのご支援をいただきながら、学校運営に取り組みたいと思っております。
本校は今年、創立118周年を迎えております。同窓会からは、2年後の120周年の記念事業の一環として、部活動遠征用のバス1台を前倒しで既に寄贈していただいております。それぞれの部で有効に活用させていただきたいと思っております。
今春の卒業生は、大学受験に関しても素晴らしい結果を出してくれました。東京大学13名(現役8名)、京都大学21名(同18名)をはじめ、国公立大学に303名(同241名)が合格しました。受験した中で約7割が前期日程で合格しており、第一志望での合格であると思います。
本校の教育目標である「心身一如」は、心身は一つであり、その両方とも欠かさず磨いていくということであり、勉学と部活動に日々熱心に頑張っている生徒達を誇りに思います。今年度も昨年度以上の結果を期待しているところであります。
また、着任早々、嬉しい知らせがありました。本校卒業生の木志秋さん(平成18年度卒)が、東北大学総長賞を受けられたということです。昨年も三浦奈緒美さん(同17年度卒)が受賞されたとのことで、2年連続の受賞になります。
こうした卒業生の皆さんの活躍を期待するためにも、本校の教育目標の実践に緊張感を持ってしっかりと取り組むことをお伝えし、新任のごあいさつといたします。