金沢育ちの世界的化学者、高峰譲吉博士の尽力で米国の首都ワシントンに贈られた桜の子孫の苗木2本が11月29日、泉丘高校に植えられた=写真=。ワシントンの桜・里帰り事業実行委員会(飛田秀一実行委員長・泉丘12期)と協賛の北國銀行(安宅建樹頭取・同21期)から贈られたもので、高峰博士は泉丘の前身の金沢一中で、生徒に世界に出る大切さを訴える講演を行った縁がある。
図書館横での植樹式で村澤勉校長(同23期)が「生徒も桜のように成長して世界に花を咲かせてほしい」とあいさつ、清水義博一泉同窓会会長(同22期)、小浦寛副校長(同29期)が加わって苗木の根元に土をかけた。