一泉同窓会

　台湾・台北市の建國高級中学の徐建國（じょけんこく）校長と１〜３年生45人が4月26日、泉丘高校を訪れ、交流会などで親睦を深めた。
　泉丘高は台湾の水利事業に貢献した八田與一技師の母校（旧制金沢一中）。建國中は八田技師の長男・晃夫さんの出身校（旧制台北一中）。両校はこれを縁に６年前から交流を続けており、昨年４月には姉妹校協定を結んだ。
　この日正午前に到着した建國中の一行を、泉丘の２年生10クラスの各会長、副会長20人と生徒会の６人が迎え、大会議室で歓迎会が開かれた。まず宮�ｱ栄治校長が「日本らしさが残る金沢へようこそ」とねぎらい、「秋には泉丘生が修学旅行で訪台しますのでよろしく」とあいさつ、昨秋に就任した徐校長も初訪問の喜びを述べた。続いて生徒代表同士もスピーチした。
　泉丘高の食堂で昼食をとった建國中生らは午後から６班に分かれてまず授業を見学。６、７限目はクラス交流会に臨んだ。泉丘高生は絵や写真を使って日本の祭りやスポーツを説明、フルーツバスケットなどのゲームも楽しみ、放課後は部活動も見学した。半日間、たっぷりと交流して友情も育んだ一行はドーム下で記念撮影＝写真＝、泉丘生に見送られて次の見学地へ向った。
　建國中の一行は日本への修学旅行中で、午前中に兼六園を見学、この後福井や関西地区を巡って30日に帰路につく。