一泉同窓会

中務主将からは感想文と吉本監督を中心に円陣を組んでいる50年前の写真が送られてきました。下に転載しますので、会の雰囲気なりを読み取っていただけるとありがたいです。

令和5年7月20日、金沢彩の庭ホテルで泉丘野球部27〜30期の合同同窓会が開催されました。

卒業からおよそ50年。顔や頭髪に長い年月の労苦の跡は隠し切れませんが、何処かに当時の懐かしい面影を残していました。皆、病気自慢や苦労話は、口に出さないのが、この同窓会の暗黙の掟と知っていました。盛り上がる共通の話題は、何と言っても名物監督だった吉本監督の心身震えるほどの厳しさと深い人情味。そして忘れ得ない試合のこと。

ここに私の忘れ得ない試合を紹介させて頂く。それは、3年の夏の大会最後の試合、後がない最終回2アウト。逆転の可能性が残っていました。吉本監督は、3年間ひたすら真っすぐ地道に野球を続けながら一度も公式戦に出る機会の無かったN選手をこの試合の最高の場面に代打として起用したのでした。この采配は私を含めチーム全員の心を一つにしてくれました。こうして私の高校野球が終わりました。

今回は当時と変わらぬ「チーム一丸」が確認され、我を忘れて泣き笑いした忘れ得ない合同同窓会になったことを感謝しています。亡き吉本監督、幹事様、集まった皆様「ありがとうございました」！