松任一泉同窓会の設立30周年記念総会・懇親会が11月27日、グランドホテル松任で開かれ、参加した90歳の一中46期から26歳の泉丘56期までの98人が世代を超えて地域のさらなる発展に尽くすことを誓い合った。会場では女性会員による記念茶会が催され、出席者に抹茶を振る舞って節目の総会を盛り立てた。
総会では福住 孝会長(一中57期)が「めでたく30周年を迎えられたのも林 繁夫初代会長(同44期)、板尾達雄2代会長(同54期)を中心に一中・泉丘の卒業生が育んできた理念のもと、互いに信頼し尊重し、心の絆を強くしてきた友情の賜物である。これからも心の和を大切に次の一歩を踏み出そう」とあいさつ、平成23年度予算の承認を受け一部を東日本大震災の復興に役立てるため一泉同窓会の被災地医療施設支援事業に寄付することが決まった。この後、出席者全員で記念写真を撮った=写真=。
「松任一泉」の特長は懇親会の前に記念講演を聴くこと。今回は白山市在住の宮島昌克金沢大学理工研究域教授(泉丘27期)の「東日本大震災から学ぶ」と題する講演を聴いた。
懇親会では来賓の清水義博一泉同窓会会長(同22期)が30周年を祝福すると共に「今後さらに発展するよう協力する」とあいさつ、母校の村澤 勉校長(同23期)も勉学や部活動で活躍する後輩たちの姿を報告した。続いて松任の役員や来賓による鏡割りが行われ、中山幸昌松任一泉同窓会副会長(同9期)の乾杯の音頭で酒宴に移った。恒例のビンゴゲームなど和やかな雰囲気の中で時が進み、最後に一中・泉丘の校歌を斉唱、福田 裕監事(同18期)が中締めのあいさつに立ち「次の10年に向けみんなで協力して行こう」と呼びかけ、再開を誓い合って散会した。
(松本雅治=同42期・記)