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「大樹たれ」の句碑除幕 ・平成19年8月19日(日)

 泉丘高校野球部の創部百周年を記念して建てられた句碑の除幕式が8月19日(日)、母校の中庭で野球部OBや現役部員、教育関係者ら約160人が出席して行われた。碑にはOB会の山本道生会長(一中54期、石川県俳文学協会会長)が詠んだ「校庭の 桜の如く 大樹たれ」の句が刻まれており、部員たちは文武両道に励む決意を新たにした。
 式では宮地治記念事業実行委員長(泉丘23期)があいさつ、吹奏楽部の演奏で校歌を斉唱した。山本会長は病気療養中で欠席したが、夫人の千佳さんが「句碑建つや 永遠に伸びゆく 涼新た」と喜びの句を詠み上げた。宮地委員長や夫人らによる除幕に続き寺内泰良県教委スポーツ健康課長(中西吉明県教育長代理)が祝辞を述べ、鈴森庸雄校長が「野球部員をはじめすべての生徒が国内外の社会で貢献していくため『大樹たれ』の心を大切に、永く伝えていく」お礼を述べ、夫人に感謝状を渡した。また野球部の堅田良祐主将も「桜の木に囲まれたグラウンドで練習に励み、甲子園を目指す」と決意を披露、夫人に花束を贈って式を終えた。
「大樹たれ」の句は、山本会長が昭和63年3月の卒業式で一泉同窓会副会長の立場から祝辞を述べた際に詠んだもの。旧制金沢一中の校舎が同12年9月、本多町から現在地に新築移転した時に植えられた桜が永年の風雪に耐え、いつしか大樹となって美しい花を咲かせているのにちなみ、桜の元で学ぶ後輩たちが逞しく育ち成長して、世界に役立つ人になって欲しいとの願いが込められている。野球部創部百周年記念事業実行委員会が山本会長の功績を称えるため句碑建立を計画、母校と県教委の理解を得て実現した。
 中庭の生徒玄関口に建立された記念句碑は高さ128a、幅55a、厚さ24aの御影石で、縦70a、横120a、厚さ30aの伊予石の台石の上に立っており、後輩生徒たちが登下校時に眺められる。
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