金沢一中46期の在京同窓会が今年も4月29日、東京・町田市内のホテルで開かれ、存命者7人中、村上淳男、松井薫、長澤剛正君と私・尾本康次郎の4人が出席した。 町田市はJR横浜線と小田急が通っており、都心部より集りやすいので毎年4月に同市内で開催している。平成19年に山本周三君、20年に下村吉郎君が相次いで亡くなるまでは20人近くが出席してにぎやかだった。しかし、1人欠け、また1人欠けして昨年はとうとう3人だけだった。ところが今年は松井君が実に71年ぶりに初参加してくれた。 松井君は一中1年のあと、陸軍幼年学校へ入校したのであまりなじみがなかったが、それでも話しているうちに昭和10年代前半の本多町校舎や金沢市内の懐かしい話に花が咲き89歳の年寄りにとって本当に楽しいひと時だった=写真は左から尾本、長澤、松井、村上の皆さん=。
(尾本康次郎・記)