第39回一泉桜美会美術展が5月24日から29日まで、金沢21世紀美術館で開かれた。今年は一中、泉丘の卒業生や在校生の作品82点が展示され、大勢の同窓生や一般市民が鑑賞に訪れて連日にぎわった=写真=。 今春、96歳の高齢を理由に退会された村田尚一さん(一中39期)が元気なときに奥さんと一緒にカナダのビクトリア市を訪れて描いた油絵「ブッチャートガーデン」が招待作品として展示されたほか、荒々しい岩場を墨の濃淡で表現した三須徹さん(同47期)の水墨画「流石」、大樋勘兵衛さん(同52期)の「抹茶盌」、院展会員・薄波靖子さん(泉丘6期)の日本画「安由の風」などの力作が来場者の目を引いた。 このほか書や刻字、紙漆工芸、写真など多彩な作品が並び、泉丘高校在校生20人と指導の脇谷内里恵先生の油絵が会場を彩った。