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「追い出し部活」で3年生はスッキリ退部へ6月中旬の母校の各部
県高校総体・総文終了後の6月中旬は母校・泉丘高校の3年生にとって退部の季節だが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため総体・総文そのものが中止となり、もやもやの時期となってしまった。そこで2、1年生による「3年生を送る部活」が各部で行われている。 6月13日土曜日、補習終了後の午後、弓道部の道場・如泉堂で「追い出し射会」=写真上=が開かれた。3年生14人(男子10人、女子4人)と2年生19人(男子12人、女子7人)が3人ずつ11チームに分かれて一人8射、計24射の的中数を争った。3年男子は今年2月の県高校弓道如月大会で優勝した実力者ぞろい。結果は3年生の小野友大君、田村優依さん、至極友弥君チームが13命中で団体優勝、個人戦も男子は小野君、女子は田村さんが征した。そのほか3年生がほとんど上位を占めてスッキリした気持ちでの退部となった。 翌14日の日曜日午前、第一体育館で女子バスケットボール部の「ザ・ラストゲーム」=写真中=が行われ、3年生8人、2年生9人、1年生10人の全部員が参加した。3年生対2・1年生の対抗試合では51対48で3年生が勝ち、面目を保った。試合終了後、家庭室で「送る会」が開かれ、後輩を代表して2年生の宮下莉奈さんが「2年間の指導ありがとうございます」とお礼の言葉を述べ、全員で手作りしたキーホルダーなどを贈った。これに対し3年生が一人ずつ「ありがとう」と「あとは任せた。頑張れ」の返礼エールを繰り返した。 試合とお別れ会には父兄ら10数人も参加した。 また、21日(日曜日)午後には男子バスケットボール部3年生の引退イベントが行われ、部員9人はいい汗を流して母校のコートを去った。 初めに女子マネージャを務める双子の姉の水島沙雪さん(31ホーム)と妹の汐里さん(35ホーム)が、昨秋の新人戦でベスト8になった試合や日頃の練習風景から編集・制作したモチベーション高揚動画を鑑賞して3年生対2年生(16人、他に1年生15人)の「ラストゲーム」が行われた。松田希キャップテンらは春の県高校総体の上位入賞を目指して磨きをかけてきた「走って攻めるバスケット」を披露、58対46で2年生を退けた。 試合終了後、3年生が寄せ書きした感謝の色紙がマネージャの水島姉妹に贈られ=写真下=、二人が感激で号泣する一幕もあった。宮西良岳監督も引退する3年生に対し「高校でのゴールは終わったが、人生にはまだまだ大きなゴールが待ち構えている。ナイスショットで得点を重ねてほしい」とはなむけの言葉を贈った。 引退イベントには保護者約30人と今春の卒業生10人も顔を見せ、大きな拍手を送った。 |
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