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関東一中42期の古澤さん、人生訓を語る   ・平成28年11月26日

 毎年、関東一泉同窓会の懇親会で乾杯の発声をされる一中42期の古澤英雄さんの講演会が昨28年11月26日、TKP新宿カンファレンスセンターで開かれ、46人が参加して大先輩の心に響く人生訓に耳を傾けた=写真=。

 古澤さんは大正6年生まれで今年100歳。金沢一中、高岡高商を卒業され、軍隊に召集された後、小松製作所に入社。20代で4000人の労働組合の委員長を経験され、60代で子会社の輸出業会社社長として中近東諸国を相手に活躍された。高齢になられた今日でも頭脳明晰で、乾杯前の短いあいさつの中に含蓄ある一言を添えられ、いつも参加者の注目を浴びていた。
 昨秋就任した関東一泉同窓会の北川秀二会長(泉丘30期)は先輩・後輩の縦糸と同期による横糸の織りなしで会のより一層の発展を目指しており、縦糸のこの講演会はその第1弾。講演要旨がこのほど同窓会本部に届いたのであえて2017年の活動報告に掲載する。
 講演会の「古澤語録」は次の通り。
 〈仕事に関して〉
 「交わった中で、人の名前を覚えるのは礼儀だ」「企業にプライドを持たないとダメだ」「プロに徹しないといけない」
 〈人生訓として〉
 「アイデンティティを通すことが人間の誇りだ」「競争心が大事」「クリエイティブな感覚を自分で開発せよ」「何事も人のせいにするな」「刃を懐に持っていて、いざとなれば切って捨てる決断をすること」
 〈プライベートでは〉
 「富の蓄積をせよ」「欲がないと働くことが出来ない」「スピーチは原稿を用意するな。その場の皆の空気、雰囲気を読んで話せ」「人のまねをするな」「スピーチには思いを込めろ。全身全霊で短く集約して話せ」「健康を意識して長生きしなければならない」「先読みすることは人生で大事」「失敗しても挫折はするな。失敗は何回しても良い」
 〈その他〉
 
「能力のある人を見出すのが上司の務めだ」「失敗してもいい。だけどそれを見守り支えてくれる仲間がいることは、人生の救いだ」「妻は毎日装いに気を付けてくれた。見栄を整えることは大事。一つの礼儀だ」「満ち足りた人生を送るため、男の心意気が大事」「家内の領域には手を出さない」「嫌な相手との関係で悩むくらいなら突き放せ。関係を切ることも大事」
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