ホーム > 活動報告 > 2020年

応援プロジェクト寄贈のマスク着けて通常授業開始

令和2年6月1日

母校・泉丘高校の先生方や後輩たちを新型コロナウイルスの感染禍から守ろうと、泉丘59期の入口瞬さんらが立ち上げた「金沢泉丘高校応援プロジェクト」から贈られたマスクや寄付金で購入した防具を着用した授業が、通常授業開始の6月1日から始まった。

入口さんと同期の中川裕貴さんが4月1日からインターネットを通じて一泉同窓生に寄付を募った。締め切りの5月10日までに寄せられた寄付は101人で59万8996円にもなり、うち71人が「コロナに負けず楽しい思い出が出来るように」とか「未来ある後輩たちが良い環境で学べるように」などの熱いメッセージが添えてあった。

入口さんらは善意の寄付金から1万200枚のマスクを準備、残る23万9956円を一泉基金として5月末日までに母校に届けた。受け取った泉丘高校は全日制と通信制のわけ隔てをせず、「オール泉丘」として活用することにした。マスクは全日制生徒約1200人と通信制同400人、全日制教職員約110人と通信制同20人の計約1730人に分配した。また、寄付金の一部を先生方が手作りしたフェースシールド15個の材料費やプラスチック製マスク30個の購入代に充てた。フェースシールドは先生がマスク代わりに着けて授業を行い、プラスチック製マスクは発音の仕方の口元が見えるように英語の先生方が使用する。

この日、マスクの仕分けに当たった2年生の保健委員・森田芳奈さんと3年生の体育委員・大塚詩織さんは「先輩からの貴重な贈り物に応えるために勉強頑張ります」と答え、笑顔で作業を続けた=写真=。

宮本雅春校長は「後輩たちのために1万枚ものマスクを用意していただき感謝している。先輩たちの熱い思いを実らせるために万全の対策で、授業の遅れを取り戻したい」と話している。

ホーム > 活動報告 > 2020年